つづき
今回、ワニファーム内のレンジでは(思い掛けず)、
いつものような、定位置からの立ち止まっての射撃だけでなく、
移動しながらの射撃練習をさせてもらうことができました。
レンジはこんな感じでした。
最初は普段通りに、立ち止まっての射撃を
50発程やりましたが、久しぶりだったせいもあってか、
結果はひどい有様でした・・・笑。
スタッフに、 トリガーを絞るようにゆっくり引きなさいと、
何度も「スローリー・・・」と指摘されました。
完璧なフリンチングです・・・ああぁぁ。
(俗にいうガク引き)
頭ではよく理解しているつもりなのですが、
これがどうしても修正できません・・・泣。
何かコツがあるのでしょうか。
(もしかしたら二の腕に力が入りすぎかも?)
いずれにしても、理屈じゃなくて体で覚えないとダメですね。
もっと練習が必要です。
余談ですが、このワニファーム、
行ったことがある方も多いと思いますが、
動物園のようになっていて、ワニだけではなく、
トラやチンパンジー等のワニ以外の動物もたんさんいます。
私が射撃を開始したときには、客は私ひとりだったのですが、
その後徐々に、ガンケース片手にお客さんがやってきて、
いつの間にか、計4組ほどが集まっていました。
私が撃っている最中、直ぐ後ろで子供がキャーキャー騒いでいるし、
まさか動物園に射撃場があるとは知らない通りすがりの観光客が、
銃声にびっくりする声が耳に届きながらの射撃でした。
この銃声、
人間はともかく、動物たちは大丈夫なのでしょうか・・・
この辺のおおらかさ(?)はやっばりタイであると痛感。
50発を撃ち終わった時に、
スタッフのお兄ちゃんが、混んできたから、
隣のブースに移ろうといって片付けを始めました。
隣のブースにも、こちらとは切り離されたレンジがあって、
実はこちらでは、移動しながらの射撃練習が
できるようになっていました。
こんな感じでいろんな遮蔽物とターゲットが設置してあります。
まぁ、お兄さんが、
「混んできたから・・・」と言ってブースを移動してくれたのは方便で、
単に私のガク引きがちっとも直らないから、
お兄さんが気を利かせてくれたのでしょう。
(あるいは、私がバンバンと連射するから、
周りに迷惑と考えたのかも・・・笑)
それはともかく、
なにしろ、こんなスタイルの射撃は初めての経験でしたので、
まずルールを頭に叩き込むのに精一杯でしたが、
とても実践的な勉強ができたと思います。
実際に銃を使用するシーンを考えると、
こういった緊張感と不安定な体勢、遮蔽物のある状況のほうが、
圧倒的に多いと思いますからね。
(隠れちゃってますが・・・かな~りへっぴり腰・・・泣)
お兄さんに教えられたルールはこんな感じ。
最初は、セーフティーをかけてスタンバイ。
私はホルスターを持っていないので、テーブルに
銃口をくっつけて(レディ)ゴーの合図を待ちます。
決められた標的に当たったら、すぐに次の立ち位置に移動します。
尚、立ち位置はあらかじめスチールパイプの枠でバミってあります。
一歩でも移動するときは必ずトリガーから指を離すこと。
撃ち終わったら、マガジンを抜き、
スライドを引き、空撃ちしてクリアー。
それぞれは簡単なアクションですし、
銃を取り扱ううえではどれも当たり前の動作なのですが、
なかなか体がいうことをきいてくれません。
(正直、運動不足の40歳にはきついです・・・そして暑いし)
数回繰り返した後、タイムを何回か計測してくれましたが、
なぜか、続ければ続けるほどタイムが悪くなり、
けっきょく最初のタイムが一番良い結果となりました。
今回のルールでの私のベストタイムは22.5秒という結果でした。
お兄さん曰く、上級者は8秒付近でクリアーするらしい・・・トホホ
まぁ、結果はともかく
本当に楽しかったです。
50発終わったところで、射撃場のオーナー(店長さんかも)らしき人物と、
若いタイ人がやってきて、射撃場にあった9mmを撃たせてくれました。
この銃です。
↓
COLT MK-IV SERIES 80
なにやらパーツが一杯あるのですが、
スライドとバレルを交換することで、9mmと.45ACPを両方撃てるとのことでした。
せっかくなのでありがたく、9mmを1箱(50発)分撃たせてもらいました。
ところで、
銃を貸してくれたおじさんと一緒にいたタイ人青年、
実は射撃大会のチャンピオンだとのこと。
それならばということで、(本人は嫌がっていましたが)
なんとかお願いして、お手本を見せてもらいました。
チャンプ。さすがキマってます。
↓
さすがチャンピオン。
その機敏な動作がスゴすぎて・・・もうなんだかよくわかりません。
ちなみに彼の銃は60万円とのこと。
(チャンピオンともなればそういうものですよね・・・きっと)
そういえば、彼がチャンピオンになる前に練習に使用していた銃というのが、
私が先ほど貸してもらった銃だったようです。
(縁起ものでした・・・私も上手になるといいのだが)
チャンピオンが帰り際に、
彼の所属するチームのメンバーに私も誘ってくれました。
(また機会があればぜひ一緒に練習させていただきたいと思います)
チャンピオン、ありがとうっ。
(そういえば、チャンプの名前を聞くのを忘れてました)
最後にあと1箱練習させてもらって、
ワニファームを後にしました。
今回はなんだかんだで計200発を消化。
無論、お借りした銃はきれいにクリーニングをしていただきました。
レンジのお兄さん、ありがとうっ。
自分じゃまだクリーニングできないのが悲しい・・・
やっぱり早く自分の銃で練習したいなぁ~と
つくづく感じました。